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印傳屋 印伝 甲州印伝上原勇七合切袋巾着 小桜
「帝室技藝員」であった日本画家「望月玉泉（もちづきぎょくせん）」の三周忌追悼記念に、その子である日本画家「望月玉渓（ぎょくけい）」が画いた燕蒔絵丸盆です。黒塗 漆 アソベ光石 紋蒔絵 廣蓋 盆 共箱 未使用(LC781)。\r\r生前お茶（裏千家）を趣味にしていた母が譲り受けた茶道具の一つです。漆の溜塗りの椀。\r共箱、青いウコン布、蓋に箱書き、「丸盆」、裏に「望月先生直筆之塗　塗物師」と落款印「宗與？」が、消された跡も（写真１０～１４）。茶道具　加賀漆師　金城萬茂造　蕨蒔絵　烟草筒　煙草入　共箱　V　R5453。\r木地溜塗の菓子盆の裏には直筆とされる画号と花押が（写真８）。茶道具　道場宗廣作　名取川　波蒔絵　埋木香合　共箱　M　R5301。難しい崩し字ですが「望玉渓」と判読、花押とも「望月玉渓」の字体と一致が確認出来、箱書きは「玉渓先生の手による燕蒔絵と画号・花押、この塗りは塗師（ぬし）・宗與による」と解釈出来ます。《R》天然木 刳抜盆 煎茶盆 茶盆 一枚板 讃岐彫 漆塗　250203く1。\r\rちなみに、画家「望月玉渓」は特に花鳥画を得意とし、崇高で高貴な作と画壇で高い評価。朱塗沈金菊図梅椀5個 [B31666]。確かに、羽毛まで緻密に描かれた燕は、崇高で高貴さを感じます。平安象彦作 四君子蒔絵 廣蓋 盆 共箱 未使用(LC780)。\rまた、塗師「宗與」は、千家十職の一つの塗師中村家「中村宗哲」の歴代なのでしょうか、関連は不明です。茶道具　健銘　金蒔絵葉文　棗　時代箱　V　R5535。なお、中村家は明治以降は茶道具の塗師専業。木製 漆塗 唐草 金蒔絵 黒塗 巻足 花台 平卓 香炉 漆芸 梨地 M906。\r\r大きさ重さはおよそ次の通りです。茶道具　輪島塗　山崖宗陽作　朱塗　如心斎好　手桶水指　共箱　C　R5630B。\r丸盆は、直径２４ｃｍ、高さ１．８ｃｍ、\r重さ１２５ｇです。伝統工芸　樺細工　吉田忠作　桜皮抹茶入　共箱　V　R5560。\r共箱は、２６ｃｍ四方、高さ４．３ｃｍ、\r重さ４７５ｇです。煎茶道具　漆塗　鹿蒔絵　茶壷　桐箱付　V　R5451。\r\r著名な両日本画家については以下の【】の解説（ネットからの部分引用）を参考にしていただければ幸です。【茶道具　縁高重　朱塗　花鳥　中村湖彩作（化粧箱）五客　美品。\r【「望月玉泉　１８３４～１９１３年（大正２年）」は明治～大正にかけて活躍した四条派の日本画家、現在の「重要無形文化財（人間国宝）」の前身とされる「帝室技藝員」であった。未使用 茶道具 川瀬表完作 三千家好写 三和盆 松竹梅鶴図 漆器 共布 共箱。\rその子「望月玉渓　１８７４～１９３８年（昭和１３年）」は父に師事し望月派５代目を継ぐ。玉嵌め込み漆器。代々御用絵を描いてきた望月派は、御所にも出入りを許された家系。茶道具　長谷川恵史作　乾漆　栗香合　共箱　C　R5544。\r「帝室技藝員」とは、戦前の日本で宮内省によって運営されていた、美術家や工芸家の顕彰制度。黒漆器 扇子模様の漆器2器。日本の優秀な美術家・工芸家に帝室（皇室）からの栄誉を授けて保護し、更に斯界の奨励、発展を図ろうとした制度で明治２３年設置、昭和２２年廃止。クロノトウキョウ　Kurono Tokyo うるし畳時計箱。】\r\r玉泉三周忌追悼記念の特別の作品であり、経年が１００年以上の希少で貴重なアンティークな漆芸品です。和食器　漆器　春慶塗　吸物膳　五客　時代箱付　M　R5312。共箱、共布は汚れや変色、キズなどは否めませんが、丸盆には目立つような汚れや傷みはなく状態は比較的良好と言えます。茶道具　蒔絵師　蓑輪一幸作　竹林蒔絵　割香合　共箱　V　R5556。アンティークコレクションだけではなく、お茶道具（菓子器）として活用していただければ幸です。●瓢箪　幕の内弁当箱●5客。