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漆の溜塗りの椀
指物師でありながら塗師としても名高い7代駒沢利斎（号～春斎）の香合です。茶道具　加賀漆師　金城萬茂造　蕨蒔絵　烟草筒　煙草入　共箱　V　R5453。形は柚子形で落ち着いた朱漆で仕上げてあります。茶道具　道場宗廣作　名取川　波蒔絵　埋木香合　共箱　M　R5301。共箱蓋表には『唐物写柚香合』（＊柚とは柚子の異名）、箱裏には『安政丙辰　塗師春斎』として印が捺され、さらに「リ」の楕円印が右下に捺されております（写真⑤）。《R》天然木 刳抜盆 煎茶盆 茶盆 一枚板 讃岐彫 漆塗　250203く1。年号入りは珍しく利斎の制作時期が判り良いのですが、安政丙辰とは安政3年(1856)のことで、7代利斎が歿したのが安政2年(1855)ですので、歿翌年ということになります。朱塗沈金菊図梅椀5個 [B31666]。どのような経緯の箱書か謎ですが、お分かりになられる方がいらっしゃいましたらご教授願いたいところです。平安象彦作 四君子蒔絵 廣蓋 盆 共箱 未使用(LC780)。\r箱脇に蔵札(写真⑭)、外包みに木札(写真⑯)、他に小さな木札(写真⑰)が付属しております。茶道具　健銘　金蒔絵葉文　棗　時代箱　V　R5535。\r\rキズ、お直しございません。木製 漆塗 唐草 金蒔絵 黒塗 巻足 花台 平卓 香炉 漆芸 梨地 M906。\r\r径5.3㎝　高さ3.3㎝\r\r共箱。茶道具　輪島塗　山崖宗陽作　朱塗　如心斎好　手桶水指　共箱　C　R5630B。\r\r▢7代駒澤利斎（こまざわりさい）\r明和7年(1770)～安政2年(1855)\r指物師。伝統工芸　樺細工　吉田忠作　桜皮抹茶入　共箱　V　R5560。6代の実子が寛政10年(1798)に32歳の若さで亡くなったため、娘の婿養子となって家業を継ぎ、駒澤家中興の祖とされる。煎茶道具　漆塗　鹿蒔絵　茶壷　桐箱付　V　R5451。指物の技量と共に世才にも優れ、表千家9代了々斎には特に重用されて、今も駒澤家の玄関に掛けられている「御茶器 さしもの師 駒澤利斎」の暖簾と、「曲尺亭」の号を授かった。【茶道具　縁高重　朱塗　花鳥　中村湖彩作（化粧箱）五客　美品。漆工としても名高く、6代に続いて春斎の号で優れた作品を残している。未使用 茶道具 川瀬表完作 三千家好写 三和盆 松竹梅鶴図 漆器 共布 共箱。天保11年(1840)に古稀を迎えて隠居する際に「少斎」という号を授かっている。玉嵌め込み漆器。\r\r【参考資料】\r落款花押大辞典　淡交社\r\r#茶道具\r#千家十職\r#香合\r#炭点前\r#指物師\r#駒沢利斎\r#春斎\r#正客\r#濃茶\r#薄茶\r#茶道\r#千利休\r#表千家\r#裏千家\r#武者小路千家\r#唐物\r#茶道\r#古美術\r#茶室\r#茶会\r#京都\r#茶の湯\r#美\r#アート