てなグッズや 正月、女三の宮、紫の上、明石女御による女楽を開催し夕霧をその席に招く・自筆「源氏物語」若菜(わかな)下の巻・茶道-茶道具-Ⅱ-26B 和書

令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。●極上和本YM2665●国性爺往来［国姓爺往来］（刊本と写本の2冊）稀書往来物。

京都の公卿・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「若菜（わかな）下」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。●極上和本YM2672●〈尊円〉花月往来 稀書往来物（初蔵1カ所）万治元年 長谷川市郎兵衛板。

自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。深奥山方廣萬寿禅寺入寺 開堂拙語 慶應2 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 禅宗栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。A_■津軽弘前古文書■津軽旧士族宅蔵出し■委細不明の書状?等3点組。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。旧家蔵出 激レア 絶版 古書 易学小筌 新井白蛾 箸を取の口博書? 時代資料 歴史 江戸時代 (検:風水四柱推命学易学家相学占星学卜占。現在の今上天皇と系譜がつながっている。●極上和本YM2780●〈和訓〉近道子宝（初板本系後印・須原屋板）平井自休作 観樹堂松隠書 初板本は稀書往来物。

 関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。Y3D1-240607 レア［梧窓漫筆 巻下 畏天知命畏聖三録 大田元貞］。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。和本 江戸時代 陳耕勧化文義林 本。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。日本染色美術館　色と文様。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。肉筆花鳥雙六（仮題）　江戸中後期寫。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。古文書 巻物 浄土真宗教義 写し 墨筆 江戸時代後期 仏教 法帖 写経 経文 蔵出 約2.3㍍ (親鸞 骨董品。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。い52-036 五體字類 鳴寉老久署寿 書き込み押印あり。（資料の記録は下記に掲示）

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。古書　全唐文　全20巻　大通書局　安値出品。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。●極上和本YM2923●〈新綱〉無覚悟状 仙台板 稀書往来物 享保頃刊 原装・題簽付。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。俳諧七部集　全七巻　元禄七歳次甲戌六月廿八日〜元禄十一寅五月吉日刋。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。●極上和本YM2681●大和小学（山崎闇斎・万治3年初版・上村四郎兵衛板）初板本は稀書 美本往来物 女訓書。また、各巻ごとの書かれた年については不明。Y90L3-240403 レア［師範漢文 新制版 巻2 簡野道明］橋本左内。従って、応永五年とは、書き始めの年である。0019784 月瀬記勝 上下 斎藤拙堂 小型本 鹿田静七 明17。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。本居宣長　玉あられ　寛政四年 和本 題箋 柏屋兵助　書き込み無し本文良　小シミ僅少虫損　玉霰 玉阿良礼 玉阿良連。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。改正　東京案内　明治14年　初版　児玉永成編　大蔵孫兵衛版　B６　銅版絵入り。

 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。和本　玉くしげ 寛政 本居宣長 / 火忌説 安永 河北景楨　2冊合冊。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門」を称する。●極上和本YM2804●女節用文字嚢［女節用集文字嚢］宝暦12年板 山本序周 月岡丹下 稀書往来物・辞書 節用集 原装題簽付・極美本。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。●極上和本YM2670●本朝茶経〈茶道歌〉（改装本）稀書往来物 竹村一玄 晴雲堂 稀書往来物。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。深奥山方廣萬寿禅寺再住寺開堂拙語 安政5 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 禅宗栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。【閑】御文 明如 文明(江戸) 東本願寺 御文 法要儀式古典籍 和本 当時木箱付　仏教書 御文章★時代物★6D0601。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。●極上和本YM2814●〈勧善示蒙〉家職要道（明治8年）正司南鴃 松川半山 経済 美本 ゆうパック着払い。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。明治廿年 訴訟法草案 法律 裁判 訴訟 関係資料。

 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。●極上和本YM2806●女孝経鏡草［女孝経かゝみ草・女孝経かゝ美草］延享5年・本屋又兵衛板 原装題簽付 稀書・美本。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。E05-057 電気工学原論 上巻 全体的に汚れ有り レトロ。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。蕪村句集　上下巻　天保八年丁酉六月求版。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。大糸線　昭和21年、25年の災害調査写真資料　生写真40葉以上。

 出品した「源氏物語」は「若菜（わかな）下」の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。【古文書】蔵出し　■林羅山！江戸文政版『孟子』道春点漢籍和本古文■。若菜・下の巻名は朱雀院（前朱雀天皇）の五十の御賀があり、源氏の君はその賀宴を「このたび足りたまはん年、若菜など調（てう）じてや」に因む。1859年 観音経 折帖 検索⇒経折本 肉筆 写経 佛経巻 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 敦煌 彫版 刻経 玉扣 木刻本 筒子頁 殿本 套色印 宣紙。柏木は朱雀院（前朱雀天皇）皇女で源氏の君の正室に降嫁した女三の宮へのかなえられない恋に煩悶する。1936年 影本 集字聖教序 王義之 検索⇒珂羅版 玻璃版 旧拓 書道法帖 支那 印譜 法書 金石篆刻 王鐸 呉昌碩 原拓本 摩崖石刻 黄庭堅 趙子昴。四年の歳月が経過。和本 江戸期 通俗西遊記 三編 (六冊) 一・二・三・四・五・七 【書林 高橋平助 高橋喜助】。冷泉天皇は在位十八年にして東宮に譲位し今上天皇として即位した。能登外浦の釣り 図解入門 航空写真。翌年、朱雀院（前朱雀天皇）と女三の宮との対面を企画し五十の賀宴が催されることになった。●極上和本YM2677●〈ゑ入〉女訓抄（万治元年・婦屋仁兵衛板）往来物・教訓・仮名草子 極美本 ゆうパック着払い。源氏の君は六条院の女たちによる「女楽」による演奏の宴を開いた。【貴重！美品流麗繊細絵入古書籍】豊臣昇瑞録 合戦国武将軍浮世絵本木版画信長の野望大阪城本能寺の変兜天皇関白徳川家康日本歴史中国朝鮮。柏木は、女三の宮の姉・女二の宮を正室に迎えたが、女三の宮への未練を断ち切れずにいる。日本の戦時財政と其の弾力性 昭15 日本外交協會秘密文書 大蔵大臣桜内幸雄 ガリ版 旧日本軍大日本帝國海軍太平洋戦争空軍海軍航空隊戦前NY。葵祭りの前日、柏木は源氏の君の不在時に小侍従の手引きにより女三の宮と逢瀬をした。支那 古籍善本 唐本漢籍 皇朝類苑 皇宋事寶類 宋朝 木版刷 彫版 刻経 玉扣 木刻本 筒子頁 殿本 套色印 宣紙 白棉紙 影本 梅原郁 武進董氏刊。夏のある日、源氏の君は女三の宮の体調不良の原因がご懐妊と知り、不審を抱いた源氏の君が柏木から女三の宮あての手紙から柏木と女三の宮の密事が発覚する。希少本 ★ 高田市史（附録：上越発展策） ★ 大正3年（1914）。（女三の宮の子がのちの薫の君）源氏の君、41歳から47歳までを描いている。0022177 和爾雅 全8冊(8巻)揃 貝原好古 大井七郎兵衛 元禄7。

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）」と娘・幾千姫（玉映）の落款（印譜）


自筆上部の「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。E03-021 若竹 臨時号 紀元二千六百年記念文集 北海道私立小樽水産学校校友會。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。深奥山方廣萬寿禅寺 開堂拙語 明和4 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 禅宗 栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。）

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」若菜（わかな）下の巻》
「若菜・下」の巻は英文で「New Herbs Part Two」と表記されます。本■生花独稽古 諸流秘傳 巻一、二、三 3冊セット 和本 華道 古書 古美術 時代物 骨董品■。
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という。★古書★ ＜限定８００部＞吉田 暎二 著 【 淸長 】 昭和２８年９月発行(B561)。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕（退官）するという「白氏文集」の漢詩文に由来している。陣中兵器業務の参考・5冊/部外秘/陸軍工科学校編/昭和13年/軍J。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。1731年 画本圖貨 画譜 画帳 上中下合本 検索⇒木刻本 南画 唐画 絵本 浮世絵 木版画 木版摺 武士絵 支那絵 印譜 印存 法書道 唐土 唐本漢籍。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠（かふふり）を懸（か）けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。031【レトロ雑貨】時代物 仏書 仏教 六祖法宝壇経 法宝壇経 上下 2冊揃 万暦甲申12年 1584年 古本 古書 和本。》

「額縁入自筆原本」



（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【和本】鉄斎先生書簡集 晩清荒神清澄寺内真言三寶宗宗務所 昭和３９年１２月。）

「自筆原本」

自筆下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。和本　履軒弊帚 上・下 合冊　中井履軒　　儒学者/懐徳堂。

自筆上部のタテ長の印は、「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて
諸（これ）を廟（城門）に置く）」という漢詩文の落款。深奥山方廣萬寿禅寺再入寺開堂拙語 明和8 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 禅宗栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。
反対側の印は仙台藩医・木村寿禎の落款


《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。時局に対する仏印態度 昭13 日本外交協會秘密文書 ガリ版 武器輸送 日本人放逐事件 旧日本軍大日本帝國海軍太平洋戦争空軍海軍航空隊戦前NY。》

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）の落款（印譜）


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。明治期ビンテージ 「各種雛形精密圖入 銃砲正價報告書 上」 附取扱説明 金丸謙次郎著 非売品 明治27年9月改正 1890年代 SMN604(7-6)。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。@kp044◆超希少本◆◇『 雅楽界　第48号 小野雅楽会創立80周年記念号 】◇◆ 小野雅楽会 昭和43年。

《「源氏物語」若菜（わかな）下の巻》
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という若菜・下の原文中に引用されている漢詩の落款が押捺されている。E05-055 交流理論と過渡現象 森光三郎 書き込み・全体的に汚れ有り レトロ。》

《「ねひまさり給ひに》・・・・けり」と、御覽すはかり、
用意くはへて、見えたてまつり給へと、事にふれて、教へきこえ給ふ。●極上和本YM2668●建営往来［〈乾坤〉建営往来］明治年間刊 稀書往来物 京都 建築業組合内養成所習字部板。
「けに、かゝる御後見なくては、まして、いはけなくおはします御有樣、
かくれなからまし」と、人ゝも、見たてまつる。【貴重！江戸期繊細流麗武者絵入 美品】繪本豊臣武勲紀 合戦国武将軍浮世絵本木版画信長の野望大阪城本能寺の変兜徳川家康日本歴史中国朝鮮。
正月廿日許になれは、空もをかしきほとに、風、ぬるく吹（き）て、お前の梅
も、さかりになり行く。●極上和本YM2931●〈進上・返状〉大坂状〈ひらがなてん付〉元禄頃 稀書往来物 美本。大方の花の木ともゝ、みな氣色はみ、霞みわたりにけり。大正書簡文 脇坂景城 大阪 田中宋榮堂 ヴィンテージ ビンテージ アンティーク 古書 当時物 本 レア 大正ロマン 大正 レトロ レア。
「月たゝは、御いそき近く、物さ音も、志かく（試樂）めきて、人いひなさむを。深奥山方廣萬寿禅寺再住持入寺拙語 慶應3 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 禅宗栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。
此（この）ころ（頃）、志（し）つかなるほと（程）に、
こゝろ（心）み（見）給（たま）へ」
とて、志ん（寢）殿に・・・・・《わたしたてまつり給（たま）ふ。印判秘決集 全。》

（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。【古文書】蔵出し　■極稀！江戸版和本『源氏物語湖月抄・蛍の巻』紫式部古文書■。


（２）・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。大判 南宗名画苑 第10輯 1906年 張瑞図 盛茂燁 許友 中国 vbaa。

《「源氏物語」若菜（わかな）下の巻》

《六条院の華麗な女性たち（紫の上、明石の君、明石女御、女三の宮）》

《朱雀院（前・朱雀天皇）の五十歳の御賀を兼ねて宮廷の豪華な祝宴の準備が進む》

《正月、女三の宮、紫の上、明石女御による女楽を開催し夕霧をその席に招く》

《宮（女三の宮）は、二十一、二歳くらいにおなりであるけれど、相変らず
成熟したところがなく幼げな感じで、ほっそりと弱々しく、ただかわいらしい一方とおみえになる。●極上和本YM2801●納方手本［納方之覚］年貢・納税関連の稀書往来物。
（源氏の君）「あなたは父君の院（前朱雀天皇）にお目にかかられぬまま
何年もたっているのですから、立派な大人に》・・・・・なられた、とごらんいただけるよう、
お心づかいしてお目通りなさいますよう」
と、殿（源氏の君）は、宮（女三の宮）に何かにつけてお教え申しあげなさる。●極上和本YM2885●〈冠注〉理学津梁〈一名、新実語教〉B 手島堵庵 上河淇水 天明2年・淡海治郎吉ほか板 石門心学。
（女三の宮お付の女房）「なるほど、このような行き届いたお世話役がいなかったとしたら、
なおさらのこと、幼くていらっしゃるご様子が隠れようもなかろうに」
と女房たちも拝している。太平記・全5冊/明治34年/和装本/南北朝時代を舞台に後醍醐天皇の即位から2代将軍足利義詮の死去と細川頼之の管領就任までを書く軍記物語。
《十六・正月、女三の宮、紫の上、明石女御による女楽を開催し夕霧をその席に招く》
　正月の二十日ぐらいになると、空も晴れやかに、風もなま暖かく吹いて、
御前の梅も今を盛りと咲いている。●極上和本YM2675●江戸和本●〈貞節教訓〉女式目（寛延4年）稀書往来物。
そのほかの花の木々も、みなほんのりと蕾(つぼみ)がふくらんで、
あたり一面に霞(かすみ)が立ちこめているのだった。聚興誠銀行 支票 漢口 中華民国 検索⇒銀票 銀号 銭荘 肉筆 朱印 支那 戦時 日中戦争 関東軍 旧日本軍 北平 満洲 満鉄 透かし 銀銭票 荘票。殿（源氏の君）は、
（源氏の君）「月が変れば、御賀の準備が近づいて、何かと落ち着かなくなるでしょうし、
そんなときに合奏なさるのではお琴の音も、御賀の試楽でもしているように世間から
取り沙汰されましょうから、このところの静かな折に弾いてみてくだされ」
とおっしゃって、殿（源氏の君）は、対の上（紫の上）などを、宮（女三の宮）のおられる寝殿に・・・・《お連れ申される。明治初期ビンテージ 古書２冊セット「上刕伊香保温泉名所旧跡 全」「新編伊香保土産B 三編上」1870〜1880年代 SMN604(7-5)。》

備考：冷泉天皇は桐壺天皇と藤壺中宮の皇子としているが実際は源氏の君と藤壺の皇子。江戸期？肉筆写本「鍼灸抜粋大成巻上之末」仏教道教秘術人体図秘伝書日本の素朴絵。東宮（皇太子）は、今上天皇として即位し、今上天皇と明石女御の御子は、源氏の君の孫、のちに次期天皇として即位する未来が開け源氏の君の栄華が際立つ。●極上和本YM2667●本屋往来（大正11年複製）西川竜章堂 稀書往来物。

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。郷土部隊写真帖/支那事変聖戦記念/陸海軍空爆日誌/昭和13年。
禁裏（京都御所）で書かれたものです。●極上和本YM2922●〈新板〉手習状并含状［初登山手習教訓書・義経含状］（元禄頃）稀書往来物。

（２）・自筆の「英訳文」は次の通りです。E02-152 受験本位の日本歴史 三省堂 全体的に汚れ・破れ・書き込み・記名塗り潰し有り 状態悪い レトロ。

《New Herbs Part Two（若菜・下）》
"You must show him what a fine young lady you have become."
Her women silently thanked him.
That she had grown up at all was because of the trouble he had taken with her.
Late in the First Month the sky was clear and the breeze was warm,
and the plums near the veranda were in full bloom.
In delicate mists, the other flowering trees were coming into bud.
"From the first of the month we will be caught up in our final rehearsals,"
said Genji, inviting Murasaki to the Third Princess's rooms.
"The confusion will be enormous, and we would not want it to seem
that you are getting ready to go with us on the royal visit.

英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）


（２）・自筆の「中国語訳」は次の通りです。●極上和本YM2783●〈頭書絵入〉百性往来童子宝［百姓往来］明和8年板・早印 禿箒子作 大本最古本 稀書往来物。

《若菜・下》
“！若非大人如此悉心管教，那孩子脾气就更加不能藏了。●極上和本YM2857●甲越古状揃大全［甲越古状揃］B 倉鼠陳人作 歌川芳綱 横山有裕 安政6年・蔦屋吉蔵板 稀書往来物 美本。”
正月二十日左右，天色晴朗，和日暖。い52-041 近世名流大家 真蹟書翰選集。庭前梅花盛，
其他春花亦皆含苞，四周春云迷。C66-114 北海道水産試験場要覧 全体的に汚れ有り レトロ。源氏言道：“出了正月，便准祝寿，
大家都要忙了。い52-037 松月堂古流 日本生花司 伝書 解説付。到那行琴筝合奏，外人将演，便多麻。●極上和本YM2812●新撰百人一首 西村茂樹 明治16年 西阪成一注 原装・美本 ゆうパック着払い。
不如就在此悄悄地行。古文書「神祇道諸祓巻 上」肉筆 明治期 1点物 祝詞体系 折本 神道 経典 祝詞 神名 産土 戦前 資料 和本。”便邀明石女御、紫夫人、明石夫人等都到

中国訳文の出典：『源氏物（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）

「若菜・下の巻」原本の末尾（原本番号107-B）の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印

中央の写真（右から２番目）の写真が「源氏物語」若菜・下の巻の末尾（原本番号107-B）の押印。古文書 明治三年 大里正拝命御書付 庄屋 中島家 塩田屋 天城 岡山県 倉敷。
左下の四角の大きな印は仙台・伊達家の家紋の印（竹に雀）
家紋の上２つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）の印。『訓閲集』（きんえつしゅう）は大江家と多田源氏に伝わったとされる軍学書！江戸後期ビンテージ 訓閲集軍氣巻 書三巻 古書 SMN604。冬姫は内大臣・通誠の養女。深奥山方廣萬寿禅寺入寺拙語 安永8 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 検）禅宗栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。
冬姫は通称。資治通鑑　全100冊 294巻　明治新刻　東京印刷会社版。正式な名は伊達貞子。人形代手書き諸生靈祟悩病難除御秘符[VBp8]。2つとも貞子の印。●極上和本YM2918●〈新板〉教訓書〈并〉含状［初登山手習教訓書・義経含状］（慶安4年）稀書往来物。左端の写真は「若菜・上の巻」末尾の拡大写真。和本　文中子　全4冊　深田厚齋校正　文榮堂藏版。
左上端の細長い落款は、「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」の漢詩文の印。鳳凰から野鳥まで幅広く載った当時の貴重な本！江戸期ビンテージ 鳥の図解本 図鑑 古書 1790年代 SMN604。漢詩文の右の２つの印のうち、下は出雲藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）の印。江戸期ビンテージ 沼田根元記 沼田根元昔物語 古書 永禄年間から天正一八年までの沼田氏・沼田城の興亡を中心にすえた戦記物 SMN604。方子の上の印は方子の娘・幾千姫（玉映）の印。A_津軽旧士族蔵出文政3古言梯/再考増補標註/楫取魚彦/今津屋辰三郎。右上の印は仙台藩医・木村寿禎の落款。■『日本古代文字考(小槇舎藏版)』上下揃。落合直澄著。但し奥付に明治21年初刷奥付Copyが貼付される等幾つか瑕疵有ります。神代文字資料。。右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。●極上和本YM2903●〈略註〉実語教・童子教（題簽付）辻本基定注 池田東籬書 天保15年 堺屋仁兵衛板 稀書往来物 原装題簽付・美本。表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）


自筆の疎明資料等は、下記の通りです。明治？ 大正？ 江戸時代風？ 教科書？ ヴィンテージ ビンテージ アンティーク 古書 当時物 本 レア 昭和 レトロ 絵入 古美術 古文書。



（Ⅰ）・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料　別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」（平凡社・刊）７８頁。【稀少！江戸期 繊細・流麗絵入多数 仏教書】親鸞聖人御壱代紀圖繪　検浄土真宗本願寺一向宗軍記浮世絵合戦国武将軍武者絵本木版画法然上人。筆者は近衛関白政家公。西伯利亜出征記念写真帖/シベリア出征記念写真帖/青島三船写真館発行/大正8年/第七師団藤井中小閣下/ロシア革命に対する干渉戦争の一つ。中央の写真は、応永五年（1398）の年号。1867年　葛飾為斎　　花鳥山水 漫画早引 初編/「画本冠附」首編　19丁　葛飾北斎の門人　江戸和本 木版画 人物絵 絵本 和本 古書 　②E。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）。●極上和本YM2815●女四書（明暦2年板・原装7冊本）辻原元甫作 往来物・仮名草子 美本 稀書 ゆうパック着払い。左の写真は、桐壺の巻の奥付。K3C3-240530 レア［新刻 太平記 貞享5年刊 バラまとめて11冊セット］藤井寺合戦事 住吉合戦事。左大臣から関白に昇進した近衛基熙（もとひろ）公の花押。●極上和本YM2763●表書字筧・続表書字筧・表書字彙（3冊）3冊揃いは稀 黒井義光 東洲 稀書往来物。上下２段の花押のうち、上の印は。再住深奥山方廣萬寿禅寺 開堂拙語 天保2 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 禅宗栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款（印譜）


「自筆の画像断層(MRI)写真」


（出品した自筆の「断層画像写真」（若菜・下の巻）MRI 35―26B
自筆下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）の落款


「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」


1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。●極上和本YM2802●収納往来（元治元年）年貢収納に関する稀書往来物。2番目の写真は近衛基熙の肖像（陽明文庫・所蔵）
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
【天皇家・近衛家略系図の出典（淡交テキスト「茶会記」に親しむ・７）平成29年7月淡交社・刊行】
4番目の写真は、「日本史の茶道」千利休の孫・宗旦と近衛基熙の茶の湯の交流」120頁（淡交社刊）
5番目の写真は、近衛基熙が、御所で第111代・後西院天皇を主賓に茶会を開催した記録「公家茶道の研究」55頁（谷端昭夫・著）


「源氏物語」「若菜・下の巻」絵図、茶室関係資料

下記写真1番目は、「源氏物語屏風（若菜・下）」（源氏物語絵巻）

朱雀院（前朱雀天皇）の五十の賀を祝い女三の宮、紫の上、明石女御が演奏する「女楽」の有名な場面
上の女性三人のうち右から紫の上は和琴、明石の女御は箏、女三の宮の琴。戦時 横濱正金銀行 青島支店 小切手 検索⇒支票 銀票 銀号 銭荘 支那 戦時 日中戦争 中華民国 関東軍 北平 満洲帝国 満鉄 水印 銀銭票 荘票。
手前の後ろ姿で琵琶を弾いているのが明石の君



上から2番目の写真は、「淡交」別冊（愛蔵版・№71　『源氏物語』特集）

上から3番目左右の写真は、茶会における大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」を茶道具として用いた茶室の事例

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵（断簡）を出品
商品説明（来歴）	大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。1948年 台湾銀行 條 検索⇒支票 銀票 銀号 銭荘 肉筆 朱印多 支那 戦時 日中戦争 中華民国 関東軍 旧日本軍 北平 満洲 満鉄 銀銭票 荘票。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を書いてある。旧蔵 古書 《胡氏老中醫》一套四本 宣紙 稀少珍品 中国古美味 古美術 L0420。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。当時の歴史的文献！江戸期ビンテージ 日本名山図会 谷文晁 文化九年 1810年代 SMN604。
漢詩文	原本自筆上部に「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という。和本『四體世話千字文』全2冊 巻菱湖集字楷書 明治11年 村田海石三體/加筆 木版刷り 書道 習字 法帖 古典籍。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕（退官）するという「白氏文集」の漢詩文に由来するものです。●極上和本YM2767●消息詞［為長卿消息詞］寺沢政辰 正徳4年 野田太兵衛ほか板 稀書往来物 美本。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。【古文書】蔵出し　大正時代　長野諏訪歌人、古歌文法秘伝抄略等覚え。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠（かふふり）を懸（か）けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。安心決定鈔講話 是山恵覚 年大正5 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教禅宗 戦前明治大正古書和書古文書写本OI。紫式部は「若菜・下の巻」を書くに際し、漢詩を熟読したうえで原文を書いていることがわかります。芭蕉翁發句集　上下巻　五升菴蝶夢自序編　安永三年午年七月刋。また、原文中の上部に「篆書（てんしょ）体」の落款を入れたのは、仙台藩の藩主の正室・仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）、通称伊達貞子か出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）のいずれかと推定されております。●極上和本YM2933●万字尽（大本・江戸前期）稀書往来物（木尽・花名・魚尽〈并貝尽〉・鳥尽・獣名・虫尽・青物・食物・菓子）。
漢詩の落款の意味	原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。■『人肉質入裁判(全)』英國西基斯比亜氏(Shakespeare)原著。井上勤翻譯。明治20年鶴鳴堂發兌。■日本で最初に翻刻の第３版。。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。■『假字本末(全部四冊)』伴信友遺稿。嘉永3年(1850年)後刷。皇都三書堂梓。■附録神代字辯に於て神代文字等は朝鮮の諺文だと謬論を展開。。　特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。成親王萬个山房 経折本 遜記書荘 検索⇒玻璃版 原寸大 珂羅版 墓誌銘 支那 朱印譜 法書帖 金石篆刻 拓片 羅振玉 呉昌碩 拓本 翁方綱 董其昌。　「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会（ばんさんかい）」とも言われます。「頭書 西谷名目」／寛文8年版後刷？／銭屋半左衛門発行／4冊。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。千利休 織田信長 豊臣秀吉 伊達政宗『茶家酔古集5冊揃』絵入り 茶道 茶碗 茶道具 花押印古書古典籍　大正2年発行　天下布武　②E。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）することです。三月堂 安藤正輝 安藤更生 昭2 仏教美術叢書 仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教禅宗臨済宗 戦前明治大正古書古文書OM。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。1940年 支那 現勢圖 汪精衛政府 地図 検索:満蒙 新京 鄭孝胥 関東軍閥 溥儀 総督府 南満鉄 馬賊 蒋介石 張景恵 生写真 古建築 中華民国帝国。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。女学講義　大日女學會　明治三十七年九月廿五日　第四回 後期　第二巻・拾巻・十五巻・廿四巻、第七回 前期　第九巻～廿三巻　8冊　全12冊。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。Y3B3-240510 レア［和歌梯 文化11年 北村四郎兵衛 葛西市郎兵衛］女郎花。　落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という漢詩文の落款が押捺されている。野村久太郎著 長田幹彦他文 水島爾保布他画『東都の名妓』大正6年 玄文社刊 大正時代の芸妓写真集 舞妓 芸者。この漢詩は「白氏文集」の漢詩に由来するものです。日露戦争 日清戦争 画帖 明治期 検索⇒満州事変 光緒皇帝 袁世凱 張之洞 西太后 生写真 関東軍 奉天 大清帝国 李王家 朝鮮王族 支那 李鴻章。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。東洋政治思想史 村岡典嗣述 手製ガリ版 昭17　法学 日本思想史 東北大学 検） 日本史尾崎紅葉戦前明治大正古書和書古文書写本古本OD。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。近世木活続貂　上・下２冊　青裳堂書店古書目録　平成22年。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。格安・稀★酒井勝軍編（吉良義風原著）『上記鈔訳』（全2巻揃）国教宣明団・昭和13年ーウエツフミ・神代文字・ヒヒイロカネ・竹内文献。
自筆の希少価値について	自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。当時物 風俗画報 第214号 明治33年8月 各地の納涼 徳島冨田橋乃上 納涼の図 浮世絵 木版。上の「拡大断層（MRI）写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。山鹿流兵法書并築城書之一括　山鹿素水自筆本并大垣藩士山本多右衛門自筆本他　寛延期〜明治初期。 出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。C61-063 大岡仁政録 八 九 全体的に汚れ・折れ多数有り レトロ。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。和本「戯場訓蒙図絵」江戸時代文化期 8巻/3冊揃 式亭三馬/著 勝川春英/歌川豊国/画 喜多川歌麿1枚有 絵本 滑稽本類 中本 保存良好。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。基督教年鑑 昭24 日本基督教団 キリスト新聞社 キリスト教新約聖書神学宗教学 カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン戦前福音書OF。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。郭注莊子 郭象 10冊揃　天明3年　荘子 道教 注釈書 春秋戦国時代　西晋 漢文漢詩漢学　検） 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。撮影後、展示のために再表装をしております。松本愚山著 森島長編 『愚山先生文稿 前集』（全2冊揃）活水軒蔵板 江戸時代和本 漢詩文集 漢詩集 漢文集 愚山文稿。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。佛説観無量寿経 江戸期 木版刷 検索⇒ 金剛経 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 敦煌 彫版 刻経 木刻本 白棉紙 清朝 経書経。
断層(MRI)写真	従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。「古今和歌集」上下／正徳3年／出雲寺和泉掾他発行／上巻前部18丁欠落／２冊。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。柳亭種彦作 歌川国貞画『浅草苅十社縁起』（全五篇十冊揃）慶應3年刊 江戸時代和本 合巻 草双紙 絵草紙 浮世絵 錦絵。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。1931年 陶山紀事 初版 小野賢一郎 民友社 陶器全集 検索⇒ 支那 瑠璃盃 珂羅版 原色図鑑 金石篆刻 青花瓷 影青瓷 宋瓷 官窯 民窯 朱印 図譜。
寸法	「源氏物語」自筆の大きさ　タテ２１．８センチ　ヨコ１２．８センチ。清刊本『唐六如先生画譜』（全三巻一冊揃）唐本 漢籍 中国画論 中国美術 中国絵画 中国古画論。額縁の大きさは　タテ３７．０センチ　ヨコ２８．０センチです。C61-094 太平義臣傳 八 全体的に汚れ・破れ・折れ有り レトロ 貴重。額縁は新品です。森琴石編『皇朝清国名家画帖 全』明治13年 吉住音吉他刊 彩色木版画譜 明治時代和本 中国絵画 中国美術 日本美術 文人画 南画。
「源氏物語」の自筆について	１・筆跡の分析について 　国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。経文 御文章 和本-写本 文明6-8　文明6-8。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。工藝 91号 “絲の持味 第五考” 柳宗悦 日本民藝協会 機関誌 800部限定/伝統工芸 民芸運動 糸 織物 米沢 づんぐり 裂地 鈴木繁男 芹沢銈介。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。□敦煌吐魯番研究 8冊セット 北京大学出版社,中華書局[管理番号105]。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。四清印譜 検索⇒金石篆刻 書道 封泥 朱印泥 雅印存 遊印 雅号印 石鼓文 金文 篆印 将軍印 落款印 花押 支那 唐本漢籍 呉昌碩 鄧石如 斉白石。 ２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。原拓本 漢画像磚 検索⇒玻璃版 墨拓 珂羅版 墓誌銘 支那 朱印譜 法書帖 金石篆刻 拓片 羅振玉 呉昌碩 翁方綱 董其昌 趙子昴 王義之 米元章。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。古文書「伊勢神宮 道中日記」明治二十三年 肉筆 お伊勢参り お蔭参り 参拝日記 信仰 旅路 記録 宿場 資料 75P 良好 (御朱印 和本。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。農具便利論　全3冊　大蔵永常　和本　農業　【A14】。 「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。Y3B3-240510 レア［日本歴史画報 第4号 松本楓湖 津江秋芳 大倉書店］北条時宗 元使を斬る図。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。【増補　大萬蔵節用字海大全】　片山敬齋遺稿並書　池田東籬亭閲正　文政11年。 ３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。Y3B3-240517 レア［新訳 日本外史 昭和11年 1936年 津田正男］。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。1932年 陶山紀事 小野賢一郎 民友社 再版 陶器全集 検索⇒ 支那 瑠璃盃 珂羅版 原色図鑑 金石篆刻 青花瓷 影青瓷 宋瓷 官窯 民窯 朱印 図譜。 ４・近衛基熙（このえもとひろ）について 近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。C65-021 智永真草千字文 春潮社。母は後水尾天皇皇女女二宮。熊本十代藩主が家臣 山崎隼雄に与えた150石の知行宛行状と知行目録の２部。実母は近衛家女房（瑤林院）。和本「瑩山禅師著 伝光録」2冊揃 明治18年 瑩山紹瑾 仏書 禅書 釈迦から懐奘までの曹洞宗歴代祖師の伝記集 古文書。幼名は多治丸。写本 使者談 全八巻合本 寛延8年 福井成 越前藩 使者儀礼書　検）福井県 越前松平家 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NZ。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。x005 大匠新雛形 上下巻 安藤喜助 盛林堂蔵版 明治■和本 建築 大工 装飾 鳥居 欄干。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。奥村土牛『スケッチ そのをりをり』大正9年 朝陽舎書店刊 彩色木版画56枚 日本画家の素描集・下絵集。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。【印刷工芸】紫式部「源氏物語　繪合・行幸・柏木」 状態良 日本古典文学会代表久松潜一監修 元箱 昭和47年 y92271191。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。★A24和本江戸天保3年（1832）眼科医学写本「玉泉房流書伝集」巻1～5合1冊/津軽進藤良策/尾州馬島明眼院/古書古文書/手書き。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。京都史蹟会編 林羅山文集 完 弘文社　昭和5年　戦前　/Y上。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
HP	近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。☆3268和本明治2年（1869）幕末志士作品集「志士小伝/興風後集」合1冊/吉田松陰/高杉晋作ほか/古書古文書/木版摺り。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。稀少★商周青銅器銘文選 4冊 文物出版社 上海博物館　(管理204961416)。 ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。金剛般若波羅蜜経 木版刷 検索⇒ 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 敦煌 彫版 刻経 木刻本 筒子頁 殿本 套色印 支那 経書経。

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